看護師として、なかなか成長できないと感じている人は少なくありません。仕事のスピードや判断力などは人それぞれで、努力によってある程度改善できるでしょう。その中でも、看護師は疾患や怪我を負っている人の治療をただ単に手助けをするだけではなく、心のこもった優しい対応も不可欠です。
高齢化が進む日本の医療の現場では、看護師の不足が問題になっています。当然、看護師の勤務内容もハードになっており、つい思いやりの気持ちを忘れて機械的に対応したり、同じ職場の看護師同士でミスを追求して人間関係が悪くなったりするケースも多いです。

看護師としての成長をストップさせるものに、どうせ私なんかというネガティブな気持ちがあります。また、自分は絶対に正しくて相手が間違っているという、自己正当化の考えも同様です。このような考えが根付いていると、客観的に物事を判断できなくなります。看護師として成長したいなら、行動を変えることが重要です。
素直に他者が言ったことを受け入れ、強い好奇心を持って様々なケースを自分のものにしていく、さらに過去に経験した事柄や知識などを現状に結び付けられるようになれば、看護師として大いに飛躍することが可能になるでしょう。そのためには、日頃から素直な気持ちで人と接すること、好奇心を持って仕事に臨むことが大切です。また、気持ちを中立的な立場に置くと心の柔軟性が養われ、コミュニケーションも順調になっていくので、プラスのエネルギーが循環するようになります。